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RX3 インプレッション by コリーナ

モイスの新しいライトスピードRXシリーズ 5つのサイズのの中でも今回フォーブスに肝いりで投入されているのが一番小さいサイズRX3です。通常はミドルサイズを軸に開発が進みますが今回は一番小さいサイズに力を入れています。RX3.5もまだゲロルフのみなのを見てもその力の入れ方が伺えます。
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ということで今回からS3.5からRX3に乗り換えたコリーナのインプレッションです。

RX3は小さい翼面積と小さいコントロールバーをもつキングポストレスの競技用の機体です。
私がずっと飛んできたS3.5と比べると「おもちゃ」のように感じます。最初にスタンウエル(海岸のリッジエリア)でテストした時は荒れた条件でしたがハンドリングが素晴らしくニヤニヤしてしまったほどです。このRX3は私にとってVGフルオンでコントロールすることができた最初の機体です。バーを引き込んでいくとバラスト無しで115km/hまで加速し、そしてヨーの動きが出ずに気持ちよく直進してくれるのです。

まず最初にフォーブスでのプレワールドで他の選手たちと飛び比べてみたくなりました。そして今現在この機体で28時間フライトを重ねましたので詳しくこの新しい機体についてお伝えしたいと思います。

最初ここフォーブスでのラフな状態でのトーイングが少し心配でしたが、やってみたらとても簡単でした。初日はバープレッシャーがちょっと重いなと思いましたがなんとVGを引かずにトーイングされてました、トーイングは60km/h以上でまっすぐ飛ぶことが求められるのですが今まではVGオフで行うなんてとてもできなかったことです。。

そしてコース上でのサーマルフライングでは私のS3.5に比べハンドリングは良好です。私は空気の動きを感じ、指の動きが翼に伝わり最大の上昇を生み出すことができますしクイックに動き反対側のサーマルに乗ることもできます。大会2日目にドイツ人パイロットたちと飛び常に私がベストリフトを探し出すことに驚かれました。私はこの反応がよくクイックなロールレスポンスを持つ機体がとても好きです。サーマルの最後の一すくいを得るためにややハイサイドで欲張りますが今までの機体に比べてターン中のその動きは力が要らずに安定しているものです。

昨日はレース展開がゆっくり目の渋い日でキープハイでガーグルの頂点にいることが重要でした。ファイナルグライドに入る最終サーマルでゲロルフ(RX3.5)でさえ私を追い抜くことはできませんでした。しかしながらゲロルフはファイナルグライドで私を追い抜きました。滑空性能もとても良いですがJorg(90kg、S5)や他の男性パイロットにはまだ置いていかれます。ゲロルフの勧めもあり次は3kgの水とレッドブルをバラストとして積み試してみたいと思います。
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ランディング、グランドハンドリングはとても良好でやや短くなったベースバーの効果が表れていると思います。

何より驚いているのはこれだけたくさん飛んで疲れ方が非常に少ないことです。この後も毎日5時間飛べそうです。とにかく次のフライトが待ち遠しくてたまりません。セールは美しく3Dカットされており私にとっては本当の翼に近いものです。私はこのRX3をヨーロッパに持ち帰りたくさんのスモールパイロットたちに試してもらい新しいスモールハイパーフォーマンスグライダーの世界を味わってもらいたいと思います。私の機体はフルカーボンバージョンですが、今回のプレ世界選手権で他に5人の女性パイロットがこの機体に乗っています。みんなトーイングがこんなに楽なのは初めてと言っています。フランソワは2日前に総合5位でゴールしました。私も昨日は難しく長いフライトでしたが23位でフィニッシュしました。
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ZenyaやJamieのブログでもインプレッションが紹介されているので見てみて下さい。
by windsportsitajiki | 2012-01-12 13:30 | Comments(0)